🥩上映会&トークのお知らせ
ちょうど一年前に参加した奈良の芸術祭「はならぁと2023」にて出会ったイケモトタツヤさんが、私の映像作品の上映会を企画して下さいました。
《肉のエチュード》は私の父が肉を捌く様をノーカットで撮影しながら、ものを分解することと、ものが価値付けられることとの接合点についていろんな角度からインタビューし、レクチャーする映像作品です。
また上映会に合わせて私と父とでトークイベントもおこないます。まさかの親子初共演‼︎
私も大概ですが、我が父は私よりも100倍話すし、話が上手いし、肉を加工し、家庭に届けることについて、深い思想を持っています。そして業界35年以上の実績を持ちながら、数年前にYouTubeを初めて、今では登録者数1.6万人越え。何者なんだ…
宇陀や奈良近郊の方々はもちろん、京都など関西の方々にも是非きていただきたい今年一番の肝入り企画です。宜しくお願いします。
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宮崎竜成 《肉のエチュード》
上映会&トークin喜楽座
日時⏬
2024年10月19日(土)、20日(日)
会場⏬
喜楽座 奈良県宇陀市大宇陀上新1978
作品上映スケジュール⏬
19日(土)
10:00~
11:00~
12:00~
13:00~
14:00~
15:00~
20日(日)
10:00~
11:00~
12:00~
13:00~
*両日ともに入退場中、入場無料
トークイベント⏬
2024年10月19日(土) 16:00~17:30
本上映作品内にて肉を捌いているアーティストの父と、アーティスト自身が、食肉加工についてあらゆる角度から語り合い、加工という営みの奥深さを全面にお届けする親子初共演のトークイベントです。
最初に5~10分ほどのダイジェスト版を流してから対談を行います。
登壇者⏬
宮崎竜成(アーティスト・本作作者)
1996年生まれ石川県/茨城県在住
18歳に京都を出て、金沢市の美術大学で油絵を学ぶ。現在はつくば市の大学で非常勤講師をしながら絵画や映像作品、あるいは音を使った作品など多様な制作を行う。
宮崎寿裕(京都 みや喜 店長)
1971年生まれ 京都府在住
30年以上にわたり精肉販売店「京都 みや喜」(旧 肉のモリタ屋 宇治小倉店)を経営し、日々、肉を捌きながら接客を行う。
登録者数1万人越えのYoutuber でもある。
チャンネル→「街の小さなお肉屋さん」
作品紹介⏬
私の父は母や少数の社員と共に精肉販売店を営んでいて、毎日、肉を仕入れてはそれを部位や用途に合わせながら捌き続けています。こうして切り分けた肉をガラスケースに並べ、日々、お客さんの生活に密着する形でどんな肉が合っているか、実際に会話をしながら接客する姿を見ながら私は育ってきました。それからアーティスト活動をするようになって、元々は一つの命だったものが肉という物質に変わり、そして一つの塊であるはずの肉が切り分けられた途端、必要なもの、不必要なもの、ひいては高価なものと安価なものに分かれることが、とても不思議なことなのではないかと思うようになりました。今回上映する映像は、こうした命と物質の境目、そして一つの塊から価値が分かれる境目とはなんなのか、父が肉を捌く姿、そして父の話を通して探っていくような作品です。ぜひご覧いただけると嬉しいです。
文字デザイン: りこぱん。 @ricopan_design
企画: イケモトタツヤ、宮崎竜成