

去年の5月から1年間、筑波大学の非常勤講師としてゼミ方式でプロジェクトを行う授業を担当してきました。その一年の成果となるイベントを開催します。
ゼミの学生だけでなく、意欲的な筑波大学在学中のアーティストやゲストアーティストも多数参加して頂いています。
本当に本当に観にに来ていただけると幸いです。是非筑波大学へお越し下さい。
「筑波circulation計画」
会期:2024年2月1日(土)~2024年2月11日(火祝)
*入場無料・会期中無休
時間:10:00~17:00
会場:筑波大学一の矢生活センター(共用棟)
茨城県つくば市天王台2丁目(筑波大学内)
アクセス:
【交通機関】TXつくばセンター(つくば駅)から筑波大学周遊バスに乗車、一の矢宿舎にて下車後徒歩すぐ
【車】外来者用駐車場有(駐車前に事務所にて許可書をもらってください)
/筑波circulation計画とは/
筑波大学の全学群共通科目である、「アートデザインプロデュース演習」授業の成果発表として行われる11日間の総合アートイベントです。
筑波大学はその敷地の広大さが裏打ちするように、研究機関としてだけでなく、研究する環境を整えるための生活インフラ(最たる例としては学生寮やその世帯の宿舎)が内包されています。寮や宿舎を抱える大学は少なくないため、筑波大学だけに特異なシステムというわけではないですが、とはいえ、大学内に複数の団地並みのインフラが成立しているような環境はそう多くないといえます。その中でもこの一の矢は外国人留学生や研究者の宿舎や学生の世帯者が入居できるエリアとして存在するため、かなり多様な出自、年齢の 人々が暮らしています。また巨大な池がすぐそばにあり、そこにおいても在来種と外来種 が混淆しています。 一方、時代の流れとともにつくばという街自体の整備・活性化、あるいは国立大学予算削減に伴う環境維持費の捻出の困難などによって一の矢の生活インフラは次々に停止し、廃墟となってきました(池も到底維持できているとは言い難く荒廃しています)。それでも大学という性質上、住む人々は絶え間なく入れ替わり、生活のあり方もまた循環していきます。
一方で生活するための環境インフラは停滞・硬直し続ける。こうした循環と硬直のギャップに着目し、芸術専門学群の生徒のみでなく、様々な学群の生徒が参加し、またゲストアーティストも交えた作品展示、パフォーマンス、ワークショップなどを通して、本来の役目を失っている部分を併せ持ちながら、現在も学生たちの暮らしの一部として存続している共用棟の空間を中心に 、新たな手がかりをしなやかに見つけたり、作り替えることで「生活」という極めて具体的な営みを捉えることを試みます。
/アーティスト/
五十川佳乃/劇団ほぼ無職/熊谷悠真/小林真理子/澤田亮/椎木美宇/島田百合/清水実有/武内もも/つくばネットワーク/中塚文菜/にらせかんな/林修平/本川潤/三崎大地/村上慧/村嶋理子/踊母会/PLAY GROUNDパフォーマンス・ワークショップゼミ
/イベント/
会期中にワークショップやパフォーマンス、参加アーティストによる演劇上演など多数開催予定!
詳しくは公式SNSにて随時告知予定
公式Instagram: @play_ground_tsukuba
公式X: @playground_adp
主催:筑波大学アートデザインプロデュース演習 PLAY GROUND
ディレクション:畠山栞那、椎木美宇、清水実有、高田ことは
マネジメント・担当教員:宮崎竜成
デザイン:堀こころ
広報:吉田有希、島田百合