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  • 判断/世界を捌く練習。(大宇陀小学校での特別授業を通して)

    10月19日(土)、20日(日)に、奈良県宇陀市にある喜楽座にて行われた「宮崎竜成《肉のエチュード》上映会&トーク in 喜楽座」の関連事業として、宇陀市立大宇陀小学校の五年生に特別授業を行い…

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  • まるでバーミヤンに失恋したような

    両親は精肉店を営む共働きで月曜が定休日。だから私が小さい頃、いわゆる休日に家族で外出するということが数えるほどだった。それでも毎年欠かさず家族でキャンプに行ったり、正月には旧ジャスコ(現イオン)を回っ…

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  • 2023年なんか振り返っちゃったりして

     2023年がもうすぐ終わる。私は今、実家に帰省をし、紅白をBGM程度につけながらこの文章を書いている。さっき、あのちゃんの「ちゅ、多様性。」を聴いて、あまりにもビート、調、展開、演奏、その全てが相対…

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  • 仕事とか趣味とかわからん

     さて、最近、職場の一つである某高校の忘年会があり、来年も続投の意思があるかどうかを聞かれた。  まずい、何も決まっていない。かなり距離の離れた席でベテランの先生が「最近の若い人は仕事はしたくない、で…

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  • 2022年なんか振り返っちゃったりして

     2022年もあと数時間で終わる。そう、終わるというのに、私は今、大学の満期論文執筆、そして職場の契約書類一式の作成に追われている。きっと年越ししたらすぐに来年の仕事が降りかかってくるだろうし、満期論…

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  • 作品展示の倫理について

     今日、ロープを張り巡らせた建築に女性を吊す作品の安全面を批判するツイートが流れてきた。批判してる方の意見は当然分かるのだけれど、わたしの家の天井照明もふとした劣化で落ちてきて、来訪者に激突し、死ぬこ…

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  • 25才最後の夜に

    「コロナはいつまで続くのだろう。」 わたしの周りではもうそういう言葉を誰も言わなくなった。感染状況うんぬんではなく、きっとこれは人の意識の問題だ。 緊急事態宣言したり、やめたり、またしたり、やめたり。…

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  • 粘土

     自分がやっていることは本当にどうしようも無いことなんだという気持ちと、何かに取り憑かれたように突き動かされる欲望が同時に押し寄せる生活。でも欲望だけで続けていくのはとても大変なわけで、私は思考し続け…

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  • 物質は保存する

     なぜ「もの」を作ってしまうのか。これは私にとってものすごく大きな問いであり、私が美術というフレームで活動する上での立場を考えるものでもある。今、特に革新めいた答えはないけれど、思考のスケッチはいくつ…

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  • 書くと描く

     最近まで人間の度を逸した忙しさに追われていたけれど、今はやっと人間レベルでの「かなり忙しい」に戻ってこられた。 再来週は最期の研究発表がある。正直言ってかなりやばい。どうして皆体系的に文章をかけるの…

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  • 墓を洗う

     新年は毎年祖父母の墓参りに行く。大学二年生からやから、もう7年目か。毎回、バケツに入れた水を柄杓で掬って4回5回くらいか墓石にツルツルとかけていくわけやけど、これはお墓を清めるとか、そんな何かしらの…

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  • ローカル

     当たり前だけど、東京では沢山の展覧会が行われている。関東に住んでいればインスタントに見て回れるのだろうけれど、いわゆる地方に住んでいる人、例えば私の住む石川県では関東に行くだけで往復2万円(最安値の…

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  • 交通、仮止め、薄い生活

     8月は沢山展覧会を観た。観ては色々考えるのだけれど、すぐに忘れてしまう。失礼なことだ。だから、忘れないうちに、忘れてもいいように、ひっそりと記述しておこうとおもう。きっとそれが備忘録というやつなのだ…

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  • 心地の悪い部屋

     物語を作れるということはそれだけで素晴らしいことだ。最近はどうなのかわからないけど、少なくとも私が大学1、2年生の頃は「あなたの感情に興味はない。」とか、「自己満足だよ。」などという批判はよくなされ…

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  • 足音が消えるとき

     今日は勤め先の経費で京都へ初めての出張。自分が「出張」を体験する世界線なんて真ったく考えられなかったな。  展示のための打ち合わせを終えた後ピピロッティ・リスト展を最終日滑り込みで観る。3階の新-近…

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